日本代表の西野朗監督(63)が13日、浦和レッズ-サガン鳥栖戦(埼玉ス)を視察後、ワールドカップロシア大会の代表メンバー23人の決定を当初の予定通り、31日に行うと語った。西野監督は試合後、報道陣の囲み取材に応じ「最終的に31日ということに…そうなると思います。基本的に、そう考えています」と語った。

 14日には大会予備登録選手35人を決め、本登録のメンバーは6月4日に締め切られる。「(予備登録)35人の期限だけど?」と聞かれると「ガッチリは決まっていません。数人、合わせないといけないところがある。意見を聞きたいところがあるので明日、午前中に集まって…ということです」と、スタッフ間で意見交換が必要であることを示唆した。

 「昨日、今日の情報もそろっていないので」と12、13日に開催されたJリーグの状況も確認したいと口にした上で「確定しているということは現状、ありません」と強調した。

 西野監督は前日12日夜に横浜F・マリノス-ガンバ大阪戦(日産ス)を視察後、「確信を持てるメンバーであれば(31日に)決めるが、いくつかのオプションも持って考えている。イメージは描けていないといけない。ベストのパフォーマンスを出せる選手をしっかり見極めていきたい」と、ワールドカップ代表メンバー23人の決定が当初予定していた31日より先になる可能性を示唆していた。

 またドルトムントMF香川真司が12日のホッフェンハイム戦で、左足首を負傷した2月10日のハンブルガーSV戦以来3カ月ぶりに出場したことについて聞かれると「ピッチに立ったというのは(負傷から)3カ月たったけど良かったと思う」と評した。