日本代表MF南野拓実(23=ザルツブルク)が、我慢の末に手にした勝ち点3の意義を強調した。

トップ下で先発。後半27分に交代したが「難しい試合展開でしたけど勝てたことがすごく重要だと思う。それは本当によかった」と喜んだ。

まさかの展開に、アジアを戦う厳しさを痛感した。前半にミドル弾を決められ、1点を追いかける展開を強いられた。「1失点したときに感じましたね。暑さで足が止まってしまう中で、ああいうすごいシュートが入って、ワンチャンスで決められてしまうのはよくあること」。ハーフタイムで「じれずにボールを動かしてチャンスを仕留めることができれば逆転できるだろう」と話し合い、チームとして狙い通りに後半で3得点を奪った。「自分たちが焦らずしっかり立て直すことができたのはよかった。逆転して初戦を勝ち切れたのがすごく重要で、本当に良かった」と胸をなで下ろした。

次戦は中3日でオマーン戦。若きエースは「失点の部分であったりとか、攻撃の最後のクオリティーはもっと改善していければいいんじゃないかなと思う」と引き締めた。