アジア杯を準優勝で終えたサッカー日本代表の国内組と一部の海外組が2日、成田空港に帰国した。ベルギー1部ゲンクに移籍が決まったMF伊東純也(25)、MF柴崎岳(26=ヘタフェ)、MF遠藤航(25=シントトロイデン)、MF南野拓実(24=ザルツブルク)、MF堂安律(20=フローニンゲン)の4選手らが、森保一監督(50)らと同便で日本に戻った。

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は、チームを準優勝まで導いた森保監督を評価した。「薄氷を踏むような勝ち方があったにせよ、しっかりと大会の決勝まで来る手腕は非常に評価している。相手の采配に対してすぐに対応したり、自分たちの良さを出したり、彼の引き出しの多さを感じた。物腰は柔らかいけど、非常に勝ちにこだわってやってくれているので、そこは本当に感謝し、今後もそういうペースでやってもらえたら」と話し、森保監督の進めるチームづくりに及第点を与えた。

またカタール代表の2選手の出場資格について、UAEサッカー協会が準決勝で敗戦後にアジアサッカー連盟(AFC)に抗議を行ったことに関しては「カタールに限らず、国籍の変更はいろんな国であること。負けた後にやるなら大会前からやるべきだったと思う。AFCではそれほど大きな問題にはなっていない」と話した。