アジア杯決勝後、ロッカールームをきれいにして出た日本代表が、W杯に続きまたしても称賛を受けていると、2日付の英紙テレグラフ電子版など複数メディアが報じた。

日本代表の選手らは、アジア杯決勝でカタールに敗れたものの、ロッカールームを清掃して後にした。ゴミが1つも落ちておらず、タオルはきれいにたたんでテーブルの上に置かれた写真が掲載。ホワイトボードには、アラビア語と日本語、英語の3カ国語で「ありがとう」と書かれていた。

ネット上では「全員の模範だ」や「日本人を尊敬する」「世界でもっとも自制心のある国だ」と称賛の嵐となっている。

また、W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦で敗れたベルギー戦後でも、控室を片付けて帰った日本代表が称賛されていたと報じた。

称賛されたのは選手や代表スタッフだけではなく、サポーターについても報じている。日本のサポーターが試合後にごみ拾いをして帰ることが、すでに世界中で話題となっており、感銘を受けたペルーやコロンビア、セネガルのファンも、ごみ拾いをするようになったと伝えた。同電子版では日本人の気質について「ごみ拾いをしたり、持ち物を大切にすることは、日本人が子供の頃から教えられること」と紹介。全豪オープンで優勝した大坂なおみも、対戦相手にお辞儀をし、ペットボトルも片付けてコートを去ると伝え、日本人の素晴らしい謙虚さを報じた。