日本代表に初選出されたMF久保建英(18=東京)が、代表としての初戦を迎えた。

キリンチャレンジ杯トリニダード・トバゴ戦(豊田ス)に臨んだメンバー23人には入らなかったものの、チームの一員として90分間を目に焼き付けた。森保ジャパンはこの日初めて3バックを採用。自身がプレーする姿を想像しながら、多くを吸収した。次のエルサルバドル戦(9日、宮城)で、メンバー入りを目指す。

鋭い視線がピッチからそれることはなかった。日本代表として迎えた記念すべき初戦。18歳になって1日が過ぎたばかりの久保はベテランFW岡崎らとともに、スタンドから試合を見守った。次戦以降に持ち越されたデビューの瞬間は、近々やってくる。表情には、緊張感が漂った。

選出時には「ピッチ内外で学べるところはすべて学びたい」と話していた。18歳の誕生日を迎えた試合前日には「1番は試合を見られれば」と話すなど、ピッチに立つかどうかに関係なく代表戦を心待ちにしていた。くしくもこの日は指揮官が新たに3バックを導入。戦術を頭に入れ、自身のプレーを思い描いた。

森保監督は「十分にこの中でもできる。(久保の出場への)期待はひしひしと感じます」と話した。一方で「移籍報道や、いろんなプレッシャーがかかる中、少し緊張の糸を緩めながら進んでいった方がいいという思いは持っている。彼の成長と、我々の使い方がマッチしていけるように」とも。チーム作りを進める中で、最適なタイミングを見極めたい考えを口にした。

久保のグッズは、この日は製作が間に合わなかった。グッズ売り場にはFW久保裕也の11番「KUBO」の過去ユニホームがあり、間違える人が続出した。それほどまでに大きな期待を一身に背負う。

エルサルバドル戦でも3バックを継続することになれば、出場した場合は2列目に入ることが濃厚。東京では右サイドハーフとしてプレーしているが、前線であればポジションがどこでも苦にしないのも長所だ。むしろゴールにより近い位置に立つことで、最も得意とする得点に直結するプレーがしやすくなる。

今夏で東京を退団し欧州移籍する逸材は、スペイン1部Rマドリードら欧州のビッグクラブの争奪戦となっている。史上2番目の代表年少デビューとなれば、大きな弾みもつく。迫る新たな挑戦の前に、まずはエルサルバドル戦での出場を目指す。【岡崎悠利】