日本代表MF香川真司(30)が4日、宮城県内で自主トレを公開した。中高時代、FCみやぎバルセロナ(仙台市)に神戸から越境留学。「30代で迎える新たなシーズンを、プロになるための濃い時間を過ごした場所で迎えたい」と個人合宿地に選び、地元利府高のGKを相手にしたシュート練習などで状態を上げた。「よく試合や練習で来ていた。におい、風景が懐かしい」と原点の芝を踏んだ。

前日の練習後は名物の牛タンを食べた後、ユアスタへ。J1ベガルタ仙台の天皇杯2回戦を「自分で入場券を買って」お忍び観戦した。一夜明けは利府高のジムで鍛えて心身ともに充実。同じ宮城で行われた先月9日の日本-エルサルバドル戦は負傷欠場したが、現在は万全だ。20年夏まで契約が残るドルトムントから移籍を容認されており「楽しみな未来が待っている」。新クラブ決定の吉報を待ちながら第2の故郷で汗をかいた。