FC東京からスペイン1部の名門レアル・マドリードへ完全移籍した日本代表MF久保建英(18)が7日、成田空港からマドリードへ出発した。Tシャツ姿に黒いリュックの姿で、1人で出国した。

トップチームは8日に集合し、その後キャンプのためにカナダへ向かう。久保は今季はBチームのカスティージャ(3部相当)でプレーすることになっているが、キャンプに参加するためトップチームの集合に合わせて出発した。

チームはカナダでのキャンプ後、米国でドイツ1部バイエルンミュンヘン(現地時間20日、ヒューストン)、プレミアリーグのアーセナル(同23日、ワシントン)、スペイン1部アトレチコ・マドリード(同26日、ニュージャージー)の強豪3クラブと試合を行う。昨季は新加入のFWビニシウスがここでデビューしており、久保もここで実戦デビューを果たす可能性がある。

今季は東京で開幕スタメンを勝ち取り、攻撃の核として活躍。6月のキリンチャレンジ杯エルサルバドル戦でA代表デビューを果たし、同月の南米選手権(ブラジル)に参加中に完全移籍が発表されるなど、めまぐるしい日々を過ごした。下部組織を育ったバルセロナを離れ、レアル・マドリードを新天地として次なる挑戦が始まる。

スペインリーグは1部が8月中旬に、カスティージャが所属する3部相当のリーグは8月下旬にそれぞれ開幕する。