日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表の森保一兼任監督(52)が24日にオンラインで取材に対応し、五輪世代の有望株MF三笘薫(23=川崎F)のさらなる成長に期待を寄せた。20日の富士ゼロックス・スーパー杯を視察し、2得点で3-2の勝利に貢献した三笘について「大きく見えた。わくわくする特徴を持っている」と評価した。

昨季はプロ1年目で13得点12アシストと才能を大きく開花させた。指揮官は「去年の結果が自信になってプレーしている」とし、期待を込めて「絶対的レギュラーだったかというとそうではない。常に先発で存在感を出し、勝利に貢献するプレーをしてほしい。楽しみ」と川崎Fで不動の存在になることをさらなる進化のカギに挙げた。

日本代表は3月25日のミャンマー戦が延期となり、代替となる対外試合を要望しているという。またU-24日本代表も、複数の相手をリストアップしてマッチメーク成立を目指している。ただ選手の招集も含め、コロナ禍で先行きが不透明な状況が続く。指揮官は「緊急事態宣言が明けて活動ができるようになったとしても、国と国とのルールで行き来ができるかどうかということも常にチェックしながらやっていきたい」と、可能な限りのベストメンバーをそろえて強化を進める。【岡崎悠利】