なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)は4日、千葉・八千代高(男子)との練習試合を1-1で引き分け、千葉市内での合宿を打ち上げた。
後半30分に自陣でのボールロストから失点したが、同42分にMF遠藤純(21=日テレ東京V)が左足で約30メートル級のミドルシュートを決めた。直近の練習試合でもスピードで男子高校生を翻弄(ほんろう)した遠藤に、高倉監督は「今、すごく伸びている選手の1人」と称賛を惜しまなかった。
当落選上から五輪メンバーに滑り込んだ遠藤が狙うは“スーパーサブ”だ。所属する日テレ東京Vの竹本監督は、なでしこでの遠藤の役割を、11年W杯の丸山桂里奈に例える。4試合に途中出場した丸山は、延長戦にもつれ込んだ準々決勝のドイツ戦で、決勝点を決めてチームを救った。「(遠藤の武器は)パワーとスピード。試合後半でどんな使い方をしても、変化が欲しい中で求める仕事をしてくれると思う」と竹本監督。メダル獲得には、スーパーサブが欠かせない。
この日は後半開始から出場してMF長谷川と2トップを組み、失点後は4-3-3の1トップに入った。6月29日の試合は左サイドハーフで途中出場してアシストを記録するなど、対応できるポジションの幅も広い。高倉監督は「左サイドの突破は計算できると感じた。決定的な仕事ができる場所に置いて何ができるかは、今日見たかったポイントの1つ。ある程度やっていけると感じたので、オプションとして収穫だった」と、合宿最終日に確かな手応えを得た。【杉山理紗】
◆遠藤純(えんどう・じゅん)2000年(平12)5月24日生まれ、福島県出身。JFAアカデミー福島から19年に日テレ東京V加入。各年代別代表に名を連ね、18年U-20W杯優勝。19年2月にA代表デビューし、同年W杯フランス大会に出場。国際Aマッチ17試合1得点。167センチ、55キロ。

