ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オマーン戦(16日、マスカット)に向けて現地で練習中の日本代表MF伊東純也(28=ゲンク)が14日、オンライン取材に応じた。
9月の最終予選初戦オマーン戦(●0-1)は先発出場したが、ロングボールからの展開が多く、持ち味の突破力を生かせなかった。「うまくサイドを攻略して、ゴールにつなげたい」「なるべく(ロングボールを)蹴らずにつなぎたい」と、反省を踏まえてオマーンへのリベンジを誓った。
伊東の一問一答は以下の通り。
-11日のベトナム戦で負傷した足の具合は
伊東 日に日によくなり、痛みも引いてきた。
-オマーン戦には間に合うか
伊東 個人的にはそのつもりでいます。
-オマーン戦の狙いは
伊東 うまくサイドを攻略して、ゴールにつなげたい。
-9月のオマーン戦はどんな印象だったか
伊東 雨でボールが止まる印象で、ロングボールが多くなり、難しい展開になった。うまくボールを握ってサイドに展開して、空いたスペースに走ったり、1対1を仕掛けたい。
-9月のオマーン戦では大迫がマークされた。改善点は
伊東 ロングボールでサコくん(大迫)が孤立して、難しい状態だった。ロングボールを蹴るにしても、サコくんの周りにサポートに行くのが大事。なるべく蹴らずにつなぎたい。
-11日のベトナム戦で中央にカットインする場面が少なかった理由は
伊東 自分の中で優先順位は縦。クロスを嫌なところに入れることの優先順位が高い。縦(のコース)を切られたら中に行くスタンスだけど、縦に行けていたので。
-4-2-3-1と4-3-3でのプレーの違いは
伊東 やるべきことはあまり変わらないけど、今のほうがサイドに張っていることが多い。中に碧(田中)とかがいるので、なるべくサイドに開いていることが多い気がする。
-守備では1トップのサポートなど、プレーの違いがあるか
伊東 3バックのとき、サコくん1人では相手を見られないので、ボールの状況を見ながらだけど、この前の試合ならタクミ(南野)と自分が、ウイングバック(へのパスコース)を切りながら、なるべく左右のセンターバックにプレッシャーをかけないとハマらなかったので、そこは意識した。
-3トップのほうが1対1をつくりやすいか
伊東 3トップというより、誰が出るか。タクミなら、サイドに張るより中に入ってサイドバックのスペースを空けるタイプ。自分はサイドで起点を作って仕掛けたりパスを出すのが得意な方なので、タイプの違いかな。
-自分はサイドに張るほうがやりやすいか
伊東 サイドから仕掛けるのは得意だけど、どっちも良さはあるかなと思う。所属チームでは中に入ることが多いので、どっちもできるかな。
-1対1を仕掛けるために、サイドチェンジを増やしたいか
伊東 ベトナム戦でも2回くらい、スムーズに左から右に展開して、俺が1対1を仕掛けられるところがあった。そういうのが多くできれば自分の良さも生きるし、チャンスも増える。
-エースの自覚は
伊東 自分がエースだと思ったことはない。得点に絡むのは仕事だと思うけど、得点を取るキャラではないというか、チャンスメークで味方がいい位置にいたらパスを出すことも大事。「自分が、自分が」とならず、いい選択ができたら。
-10月のオーストラリア戦前には「自分が引っ張りたい」と。代表に定着して、意識の変化はあるか
伊東 「出たらやってやろう」という気持ちは変わらない。試合に出たらみんなが「自分が引っ張っていく」という気持ちを出さないとダメ。年齢も上の方になってきているので、しっかりやらないといけない自覚も出てきた。
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