16日午後8時(日本時間17日午前1時)に行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦(マスカット)に臨む日本代表DF吉田麻也(33=サンプドリア)が14日、オンライン取材に対応した。

一問一答は、以下の通り。

-ベトナム戦に勝利して、向かうオマーン戦

吉田 オマーンのホテルも、気候も、そんなに思ったほど、厳しくない。移動してきてからは、落ち着いて生活できている。試合と試合の感覚が空いている。休息も出来る。今日から準備する段階。いい状態で来ていると思う。

-CBとして11年アジアカップから代表出場。キャップ数、数字について思うことは

吉田 ちょうど昨日キャップ数の話題になって、中沢さんの出場数を超えたことを昨日聞いて、100試合を超えたときに、次は110試合の中沢さん、122試合の井原さんを超えていきたいと思っていた。中沢さんが110。中沢さんは16得点で、僕11点くらいしか取れていなくて。追いつけなかったですね。五輪前に、中沢さんと企画で話した時に、『見えない影を追いかけている』と話しをした。情熱をある限り、成長できると思っている。数字にあまりこだわらずに、よりいい選手になりたいと毎日思っているし、そういうメンタリティーは大事。年も年。評価は1試合でがらっと変わる。そういう年にもなってきた。最近のメディアを見ていると、長友さん、大迫は同じ気持ちかなかと。見返してやりたいという気持ちは僕ら持っているし、その先に井原さんも見えてくると思う。

-冨安とコンビを組んで、彼の成長をどう感じ、2人でどういうものを目指していきたい

吉田 この2カ月、充実な時期を過ごしている。めまぐるしく状況が変わる中、順応しようとして、取り組んでいる。対戦相手によってスピード、強度も違う。大変と感じているけど、この壁を乗り越えることについて、楽しさも感じている。一番難しいのは出続けることで、シーズンが終わってからは終わってからで、次の壁も出てくる。今はとにかく、目の前のことを全力でやって、2段越えで飛んでいってほしい。僕も彼に任せることも多くなっているし、要求も高いものになる。2人を崩すことがよっぽど難しいと相手に思わせることが出来たら、いいと思う。

-以前、ブラジルと戦う気持ちでと話していた。

吉田 連勝していますけど、気を緩めることなく突き進まないといけない。簡単な試合は一個もない。相手も1回やっていると把握はできているけど、向こうも同じ。ここで勝てれば、オマーンを引き離せるし、上にもプレッシャーを与えられる。ベトナム戦に満足することなく、やることが大事だと思う。

-4-2-3-1、4-3-3の守備の形については

吉田 前からはめにいくことが違う。インサイドハーフが出て、アンカーがずれるのか、試合の中で形を変えてもいいかなと思っている。立ち位置、2ボランチ、アンカーで違いはある。そこが一番かな。

-オマーンの監督は、日本の弱点はスモールサイドにある、攻守の切り替えが遅いと話していたが、どう思うか

吉田 スモールサイドというか、狭いところで技術を発揮するのは高い。ただ、一辺倒になってしまってはダメ。短いボール、長いボールを入れないといけない。カウンターに関しては1試合目は、取られ方、切り替えの遅さはよろしくなかったのは認めざるを得ない。そうならないように準備しているし、そういうミスは犯してはダメと思っているし、違うチームを見せたいと思う。

 

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