サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が連勝で、8チームによる決勝トーナメント進出を決めた。

先制点は成宮唯(26=INAC神戸)の2戦連続ゴール。前半38分、DF高橋のロングシュートをGKがはじいたのを見逃さず、詰めていた成宮が右足で押し込んだ。波に乗ると後半13分にも、この日2ゴール目を決めた。

「崩してきれいな形ではなかったですけど、相手の隙を逃さず、自分の良さでもある抜け目ないところが発揮できたかなと思います」

この大会前まで代表出場試合は1試合ながら、初戦から2戦3発と大活躍。「何が何でもチームの結果に、得点の部分で自分自身が貢献するという、目標を持ってここにきたので、それを2試合で表現できたのは良かった」。それでも、1位通過を狙う次戦の27日韓国戦、その後の決勝トーナメントに向けてまだまだ貪欲。準々決勝に勝てばW杯出場が決まる。「勝ち上がっていくにつれてやっぱり相手も、どんどん強くなっていくので、そこで自分がどこまでできるかというところが、この先自信につながるのかなと思います」とやる気をみなぎらせた。