日本代表の森保一監督(53)が16日に取材対応し、9月の欧州遠征でFW大迫勇也(神戸)を候補の1人としてリストに入れていると語った。

前線では長く森保ジャパンの大黒柱としてプレーしてきた大迫。W杯イヤーに入ってからはけがの影響で、代表の活動回避や神戸でも時間を限定した出場が増えていた。

指揮官は、大迫のコンディションは確実に上がってきているとして「前線での起点であったり、空中戦でもうまく攻撃をつなぐ、セカンドをいい形で味方に拾ってもらえるようにするなど、起点になっている部分は彼の良さが出ている」と話した。

プレー強度については「まだまだ上げられるという感覚でやっているのかなと思って見ている」と、トップパフォーマンスにはまだ届いていない部分もあるとしつつも「守備に切り替わったときの素早いアプローチや、良いポジションから全体の守備のスイッチを入れられるプレッシャーをかけられる。持っているものは出てきた」とした。

森保ジャパンではFW古橋亨梧やFW前田大然、FW浅野拓磨ら背後のスペースを突いて裏に抜けるタイプは充実している一方、大迫のようなポストプレーを得意とする選手は少ない。このまま状態を上げて代表に復帰できれば、チームにとっても朗報となる。