サッカー日本代表の森保一監督(54)が欧州視察中の2日に取材対応し、11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けた最後の代表活動となる9月の国際親善試合2試合に向けたチームの招集人数を当初予定していた26人から30人程度に増やす考えを明かした。

9月の2試合はベンチ入り人数が23人の予定だったが、対戦する米国、エクアドルの各協会との協議の上、国際サッカー連盟(FIFA)からの許可が下りて26人に増加した。森保監督は26人のままで活動することも考えていたが、「(大会前の)9月に起こることをより多くの選手が共有できる」と考えを変えたという。2試合は本大会の1試合目、2試合目とキックオフ時間や試合間隔がほぼ同じで、実際にどんな準備をして試合に臨むかピッチ外でも貴重なリハーサルとなる。

指揮官は「前線の選手は増えるかもしれない」と示唆。チームの柱であるFW大迫勇也(神戸)がコンディション不良を抱えている現状もあり、今回で見極める狙いもありそうだ。「基本的には(本大会は)9月の活動を中心とした招集にはなる」と言及。当初の予定だった26人から、本大会への希望をつなげられる選手が4人増える形だ。