今日24日、来年開催されるパリオリンピック(五輪)サッカー競技初戦まで1年を迎えた。

このほど、U-22(22歳以下)日本代表大岩剛監督が日刊スポーツなどの取材に応じ、同世代のトップランナーMF久保建英(22=Rソシエダード)やオーバーエイジ(OA)枠、現在チーム作りの手応えなどについて語った。

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五輪代表メンバーで毎度注目を集めるのがOA枠だ。東京五輪では、吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航というA代表の主力クラスを招集し、「最強」と称された。

パリ五輪でのOAについて大岩監督は「ポジションによっては頭にある選手もいますけど、来られるかどうかわからないので、いろんなシチュエーションを準備しながら、本大会も出場できるという時点で、最強と思われるチームを作る上で、呼ぶ、呼ばないも含めてチーム状況を把握したいと思います」と現時点での考えを示した。

続けて「その時にプレーできて、コンディションがいい選手が我々のグループ(U-22)の中にいる状況かもしれないし、そういう部分で、その都度見極めたい」と現在の考えを示した。

全てのポジションについて、スタッフ間だけで共有するリストを作っているという。「移籍する選手がたくさん出てくるので、オーバーエイジもそうですし、どこに所属してるのかも全く先が読めない状況なので、いろんなシチュエーションを持ちながら、大げさな人数を持っておかないと、登録もあるんですよね。登録の期日あって、いついつまでに、本当先が見えない中で選手を登録しなきゃいけない。そういう難しさはあるかなと思いますね」と選手選考の苦労を明かした。

監督がOAの招集を含めて、チームに求めるのは個々の成長だ。これからのチームの上積みしたいこととして「選手の成長というか、いろんな意味で、プレーヤーとしてのやっぱり大きさに期待するしかないのかなっていうふうに思います」と言った。

チームとしてのスタイルは継続的にやってきて、ある程度浸透してきた。そうした中で、3月や6月の欧州遠征で個々の能力の差を痛感したという。

「いかに海外の選手と差を縮めて、あとはチームとして戦術面で上回っていくかというところにかかってくる。本当に選手自身もいろんな立場とか環境を変えることで、成長したいって思っているだろうし、そういう風にまずは期待したいなと思います」

チームが発足してから1年半での戦績は、17戦9勝4敗4引き分け。スペインやドイツ、イングランドなど積極的に欧州の強豪とも戦ってきた。今後は、9月にU-23アジアカップ(アジア杯)の予選、来年4月に、パリ五輪出場権のかかるアジア杯が控える。1年後に最高の状態で大会を迎えるために。若武者たちの戦いが始まる。(おわり)