サッカー女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が、アルゼンチン(同31位)を8得点で圧倒し、ベスト8に入ったFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会の後、初の実戦を制した。

女子W杯得点王のMF宮沢ひなた(23=マンチェスター・ユナイテッド)は、得点には絡むも、不発に終わった。女子W杯後、マイナビ仙台からマンチェスターUへ移籍。初の海外組としてなでしこジャパンに合流した。

得点王に「ああいう形で結果を残せたのは、自分自身、うれしいこと。それに伴っていろんな方の期待、プレッシャーは感じてないようで感じてはいますけど(笑い)。4年に1度、1人しか取れない賞はうれしいことで、その賞に恥じないよう、上を目指してやっていければ」と話した。

10月にはパリ・オリンピック(五輪)の切符を目指す戦いが始まる。この日はシステムを4-3-3にし、W杯とは違った戦い方で挑んだ。「新しいことにチャレンジしてしっかり勝てたのが収穫」とし、「W杯を通じて相手に分析された中での戦い、厳しい戦いを痛感した。アジアでも難しい戦いがある中で、自分たちのバリエーションを増やしていきたい」とパリ五輪の予選を見据える。

主戦場を海外に移し、なでしこの活動に参加するには、長いフライトを要する。「みんなと会える安心感、帰ってきた感じはあった。みんなと集まれるためにも自チームで頑張らないと」。新天地での活躍を誓っていた。

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