フットサルの国際親善試合「日本代表-キルギス代表」が、20日と22日に中央アジアのキルギスで開催される。2028年のW杯(開催地未定)出場を目指す日本代表監督には、7月に旭川出身の高橋健介氏(42)が就任。Fリーグ浦安、インドネシア代表監督の経験を糧に、今年のW杯出場を逃した代表再建に挑む。
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キルギス遠征は、4年後のW杯出場に向けた大事な最初のステップになる。4月のアジア杯はキルギスに初戦で敗れたことをきっかけにグループリーグ敗退。W杯出場のかかっていたノックアウトステージに進出できず、現在開催中の本大会出場を逃した。帰国後に木暮賢一郎前監督(44)が退任。コーチから抜てきされる形で、高橋新監督の就任が決まった。
高橋監督 コーチとして一緒に働いたチームがW杯に出られなかった責任は、間違いなく自分にもあります。その状況で、ありがたいオファーをいただいた訳ですから、覚悟を持ってやることが、僕の責任の取り方。(木暮)監督も、コーチも、ベテランの選手も含めて、本当に悔しい思いをしています。そうした方々の思いを背負って、全力でやりたい。まずは2年後のアジア杯で3位以内に入って、下がってしまったポッドを上げること。そして最終目標は、24年にも掲げていながら達成出来なかったW杯ベスト8で変わりません。
インドネシア代表監督時代には、U-20世代をアジア4強、女子代表を同8強まで導いた。A代表は東南アジアカップで準優勝(新型コロナ感染拡大のためアジア杯は中止)。日本代表コーチ就任のため帰国後、U-20で育てた選手が中心のインドネシア代表と、アジア杯8強で戦う経験もした。
高橋監督 実際にU-20の選手を(インドネシアの)A代表に引き上げるというプロセスを経験したことは、自分にとってはすごく大きな財産だと思っています。その経験は生かしたいと思いますが、同じやり方で良い結果が出るとは限らない。世界のフットサルの流れも見ながら、自分をアップデートしていきたい。
サッカーとフットサルの二刀流もこなした松井大輔日本フットサルトップリーグ理事長(43)らの目が光る中、高橋監督はA代表にもU-18世代の選手にも、同じように自身の経験・思いを伝える。
高橋監督 今の代表選手の半分は、育成年代から代表を経験した選手たち。今の育成年代の選手たちが、次の(A)代表を支えていくということは証明されています。今はチームでも中心選手ではないけれど、彼らの可能性は無限大。楽しみです。
【中島洋尚】
◆高橋健介(たかはし・けんすけ)1982年(昭57)5月8日、旭川市生まれ。旭川緑新小3年でサッカーを始め、旭川実高では00年選手権出場。順大3年からフットサル転向。04年に日本代表としてAFC選手権、FIFA世界選手権出場。選手として07年Fリーグ浦安、08年スペイン1部カハ・セゴビア、10年同グアダラハラ、11年浦安に復帰、16年に現役引退。指導者としては17-18年に浦安監督、18-21年はインドネシア代表監督、22年から日本代表コーチ。173センチ、66キロ。

