【ロンドン=佐藤成】日本代表(FIFAランキング18位)が、聖地ウェンブリーでイングランド代表(同4位)を1-0で破る歴史的金星を挙げた。前半23分にMF三笘薫(28=ブライトン)が決めた先制点を守り切った。

最年長DF谷口彰悟(34=シントトロイデン)がセンターバックの中央でフル出場し、無失点勝利に貢献した。最終ラインを統率し、コンパクトな陣形で相手をはじき返した。

「一瞬でも隙を見せたらやられるっていう、そのひりひり感みたいなものはすごく感じたし、ブラジル戦同様、一瞬の隙を見せればやられるから、そこを常に狙ってるなというのは、レベル高いなというのはやりながら感じたし。でも、ここでそういう相手とやれたっていうのは、自分の中でも、ワールドカップに向けてはすごく大きい経験値になったと思いますし、ここを基準に、上げていかないといけないなとは思ってます」

90分間集中力を切らさなかった。前回大会後、さらなるレベルアップを目指してカタールで初の海外挑戦。24年にはシントトロイデンで初めて欧州の舞台に身を置く決断をした。しかし同年11月に左アキレス腱(けん)を断裂。代表復帰まで約1年を要した。その復帰戦となった昨年10月のブラジル戦で歴史的勝利を経験。5カ月後にまたワールドカップ(W杯)優勝候補を撃破した。「もう一回ワールドカップに立ちたいっていう思いが、もう、その思いでしか今をやってないって言っても過言ではないので、そこに向けてはやれることを全てやりたい」。

5大リーグで活躍する選手も増えた。この日先発した両脇の2人はドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンでプレーする伊藤洋輝とオランダの名門フェイエノールトでプレーする渡辺剛だった。谷口は「今日のスタートも見ても、多分狙い目は僕になるんじゃないかなって思うぐらい。でも、それはそれで助かる。僕のところで止めてしまえばなんてことはないんで。自分次第だっていうところは、いいプレッシャーをかけながら今日はやっていたし、そうやって自分を追い込みながら成長していきたいなと思います」と力に変えた。

終盤はセットプレーで押し込んできたが、耐え抜いた。W杯本大会に向けた貴重なシミュレーションになった。「みんな本当に高い意識を持って、そこだけはやらせないっていう強い意志を持ってセットプレーに関しては取り組んでるんで、今日そこでしっかり耐えられたのはかなりいい経験になると思います」とうなずいた。

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