J2磐田のDF藤田義明(32)が昨季のリベンジとカズダンス阻止を誓った。明日5日のアウェー横浜FC戦に備え、3日に磐田市内で調整した。昨季は敵地で4失点と惨敗しており「クロスでやられた嫌なイメージがある」と振り返る。今季は両サイドハーフとサイドバックのボールアプローチが徹底したこともあり「クロスの回数が極端に少ない」と手応え十分。今季は5節を終え、3失点と守備が安定し「センターバックとして、カウンターのリスク管理を徹底して0に抑えたい」と意欲を見せた。

 横浜FCはサッカー界の「レジェンド」FW三浦知良を擁する。藤田は大分在籍の10年、J2最終戦でカズゴールとカズダンスを見せつけられた。その得点シーンは全国の茶の間に流れ「センターバックだから、そのシーンで自分が映るんですよ…」と吐露する。

 藤田は「選手としてすごく尊敬はしていますが、2度目は勘弁。もうやられたくない」とキッパリ。ニッパツ三ツ沢球技場で昨季はリーグで0-4、13年はナビスコ杯で横浜に0-3で敗れている。キャンプから培った組織的守備の成果を発揮し、ニッパツの悪夢を払拭(ふっしょく)する。【岩田千代巳】