J2札幌DF進藤亮佑(19)が25日、今日26日京都戦での自身初ゴールと今季ホーム初勝利を誓った。開幕から5戦連続スタメンが濃厚な2年目の若武者は「勝って勢いをつけたい。ゴールも決めたい」と力を込めた。

 思い入れがある。07年11月の京都戦を札幌ドームで観戦した。ロスタイムに追いつかれて2-2の引き分けで終わったが、J1昇格がかかった試合に3万2000人以上のサポーターが訪れた。当時小5だった進藤はスタンドを見回し「いつかこんな舞台でやりたい」と、常に目標にしてきた。

 20日の清水戦では、相手ゴール前のFKの好機でキッカーに名乗りを上げた。この時は先輩のDF福森に譲ったが、14年1月のU-18日本代表ロシア遠征で出場した国際大会では、FKから2得点。「枠に飛ばせば何かが起こる。準備はしているし、決めたい」と自信をのぞかせる。

 京都に対しては最近7戦勝ち星がなく、リーグ戦通算成績も26試合4勝5分け17敗と分が悪い。ただしJ2で対戦して勝利した年は、いずれもJ1昇格を決めている。「序盤戦で一番大きな試合。恐れず前を向いて戦います」と進藤。清水戦に続く強豪からの連勝で、J1への道を一気に開く。【中島洋尚】