試合中のスタンドで乱闘騒ぎが発生した。後半開始すぎ、上海上港と同じ上海に本拠を置く上海申花のファンが「ONLY SHENHUA REP SHANGHAI(上海申花だけが上海の名声)」と横断幕を掲げた。これに上海上港ファンが激高し、20~30人ほどの殴り合いに発展。想定外の“上海ダービー”勃発に、10人以上の警備員が急いで仲介に入るも、騒ぎは収まらず。上海上港のファンは横断幕を試合中のピッチに投げ捨ててしまった。

 後半21分、27分と上海上港が得点を挙げたことで、徐々にもめ事は落ち着いた。小競り合いを起こした観客には運営側から退場処分が下された。処分を受け警備員にスタジアム外へ連れ出される際には、周辺の日本人サポーターに謝罪しながら引き揚げていた。