大宮FW家長昭博(29)がJ1通算200試合の節目でゴールを決めるも勝ちきれなかった。

 前半32分、MF横谷繁(28)がペナルティーエリア内でラストパス。これをGKにはじかれたが、こぼれ球に家長が右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。だが1-0で折り返すも後半は甲府に主導権を握られ、同30分に同点に追いつかれた。シュートは甲府の7本に対して2本。追加点を奪う機会は乏しかった。

 家長は先制点を振り返り「右サイドで横谷と奥井とムルジャが崩してくれたので、あとは僕がつめるだけだったので感謝してる」と話した。04年にG大阪でプロデビューしてから12年でJ1通算200試合を達成。「もっともっと試合出場数を伸ばせられるように頑張りたい」と貪欲だった。

 また08年には大分に期限付き移籍しており熊本地震についても触れた。「こんな短期間のスパンで地震があるのは怖いし、ちょっとでも何か力になることがあれば。改めて東京や埼玉も(地震に)備えた方がいいと思った」と気を引き締めた。