東京五輪世代の隠し玉が“逆輸入”で東京に加入する可能性が浮上した。セリエBチェゼーナの下部組織U-19でプレーするGKファンティーニ燦(あきら、18)が、明日13日から練習参加することが11日、分かった。父はイタリア人、母は日本人で両国の国籍を持つ。イタリアへ渡ってから6年。4月には17歳でトップチームに第3GKとして招集され、ベンチ入りこそなかったが、プロでの貴重な経験を積んだ。

 トップの練習にもたびたび参加し、U-19のリーグ戦では今季7試合出場。5月の最終節アタランタ戦ではベストイレブンに選出され、GK大国イタリアでも認められつつある。東京五輪のある20年には22歳。まだ代表歴こそないが、実力を評価する東京への逆輸入を機に代表入りを遂げるポテンシャルは十分ある。イケメンで、スター性と将来性を秘める隠れた逸材が、Jへの扉をこじ開ける。