J2岡山のFW赤嶺真吾(32)が30日、岡山市内で昇格プレーオフ(PO)決勝C大阪戦(12月4日、金鳥スタ)に向けて練習を再開させた。

 準決勝では、このままなら敗退が決まる1-1の後半ロスタイムに劇的弾を挙げ、決勝の舞台へ導いた。「次に進めたので、また挑戦できるという思い。楽しみですし、やりがいがある」と、気持ちを高ぶらせた。

 相手は日本代表MF山口や、元日本代表FW柿谷らJ2屈指の戦力を擁するC大阪。岡山はこれまでの対戦で2分け5敗と勝利したことがない。それでも準決勝のヒーローは「個人的には悪いイメージはない。一発勝負。(攻撃を)やり続けたいな、と思う」。

 今季G大阪から期限付き移籍で加入。G大阪では昨季13試合無得点と苦しんだが、今季は岡山で出場停止となった1試合を除き41試合に出場し4得点した。地道に努力を重ねてきたことがPOでのゴールにつながったが「(努力が報われたかは)次勝った時に言える。勝ちたい」。決勝でも、チームを救う1発を挙げ、初のJ1昇格へ貢献する。