左足首痛で途中出場が続いていた鹿島のエースFW金崎夢生(27)が大一番でフル出場した。

 貪欲に縦方向を目指す力強いドリブルは欧州王者を脅かし、後半終了直前には反転から突破を試みてセルヒオラモスのファウルを誘う。すでに警告を受けていた相手を退場に追い込みかねない鋭さだった。

 J1年間王者を決める浦和とのチャンピオンシップ決勝第1戦で捻挫してからは控えに回ったが、勝負強くゴールを重ねてクラブW杯決勝に導く原動力となった。

 頂点にはあと一歩及ばず「勝ちを求めていたので悔しかった。これを次につなげたい」とこぼした。