ジュビロ磐田MFアダイウトン(26)が、明日20日のホーム柏レイソル戦(午後2時、ヤマハ)で8試合ぶりに先発する可能性が高まった。18日、磐田市内のヤマハスタジアムで行われた紅白戦で、FW川又堅碁(27)と2トップを組んだ。約1時間のメニューで汗を流すと「先発の可能性がある中で、自分は最善の準備をするだけ」と、4試合ぶり(2分け1敗)の勝利を懸けた一戦へ集中力を高めた。

 アダイウトンは、今季開幕から4試合連続で先発出場した。だが、5節の清水戦から控えに回った。それでも「外から試合を見て足りなかったことも分かった。以前は1人で仕掛けて(味方との)距離も遠く、コンビネーションがなかった」と冷静に振り返った。

 言葉通り、この日は前線の5人が連動して好機をつくる場面もあった。「良い位置でボールもらえれば、相手の脅威になれる」とアダイウトン。悔しい経験をプラスに変えて5連勝中の柏に挑む。【前田和哉】