J1柏レイソルは14日、千葉・柏市内で約1時間30分の非公開練習を行った。

 8連勝中の首位で迎える18日の次節アウェーのヴァンフォーレ甲府戦は、一昨年の指揮官だった吉田達磨監督が敵将として対峙(たいじ)する。

 ちょうど同監督が退いた後、昨年からレギュラーに定着したDF中山雄太(20)は「個人の特徴については詳しく分かっているかもしれないけど、そのイメージを上回るものを、成長した姿を見せたい」と、力強く話した。

 中山は5月のU-20W杯韓国大会では、日本代表として全4試合にフル出場した。帰国後、間もなく迎えた前節4日の浦和レッズ戦でもフル出場し、チームの完封勝利に貢献。ようやく、リーグ戦の試合間隔が2週間開いたこともあり「コンディションは大丈夫です」と、生き生きとした表情で話した。

 13日のW杯アジア最終予選イラク戦もテレビ観戦したといい、同点に追い付かれたGK川島とDF吉田の連係ミスからの失点シーンは「(吉田と)同じポジションなので、やっぱり、あのミスが強く印象に残っている。もったいなかったと思う」と、勝ち点3をもぎ取れなかったことを悔しがっていた。同時に、チームメートのGK中村航輔がA代表に初選出され「身近な人が代表に入ると刺激になるし、自分も入りたいという気持ちが強くなった。ただ、航輔さんが入ったということは、試合は見てくれていたということ。それでも自分が選ばれなかったというのは、まだまだ足りないところが多いということ」と話し、さらなるレベルアップを誓っていた。