ホームのジュビロ磐田が先手を取った。0-0の前半14分、MF川辺駿(21)のスルーパスにFW川又堅碁(27)が反応。ドリブルでGKと1対1になると、左足で冷静に股を抜いて決めた。同22分には、MF中村俊輔(39)が無回転ミドルでゴールを脅かすなど、試合の流れをつかんだ。

 一方のヴァンフォーレ甲府は、守備からFWドゥドゥ(27)とFWウイルソン(32)を起点にカンターを狙った。同45分にスルーパス、同ロスタイムには右CKとウイルソンが立て続けに決定機を迎えたが、これを決めきれず。磐田が1点をリードしたまま前半を折り返した。

 後半はアウェーの甲府が攻勢に出た。同6分、ドゥドゥが強烈ミドルでゴールを脅かした。同12分には右クロスに再びドゥドゥがフリーとなったが、シュートミスで無得点だった。

 磐田がDF大井健太郎(33)を中心に1点を守り抜き、3試合連続の完封。06年以来11年ぶりの5連勝を飾り、甲府は9戦勝ちなしとなった。