アルビレックス新潟が連敗を6で止めた。FC東京と1-1で引き分けた。5月20日の北海道コンサドーレ札幌戦以来71日ぶりの勝利はならなかったが、アウェーで勝ち点1を手にした。

 新潟は前半12分、MFホニ(22)の右サイドからのフリーキックを、MFチアゴ・ガリャルド(28)がヘディングで押し込み先制。だが、後半21分、東京のFWピーター・ウタカ(33)に同点ゴールを決められた。シュートを防ぎに行った守備陣に当たってコースが変わる不運な失点だった。

 どうしても欲しかった勝ち点3はつかめなかった。それでも攻守のキーマンが仕事をし、新戦力が機能した。先制点はチアゴ・ガリャルドにとって、ベガルタ仙台戦以来6試合ぶりの今季2得点目。守備ではGK守田達弥(26)が前半に好セーブを連発した。センターバックに入った名古屋グランパスから移籍のDF大武峻(24)がゴール前をブロック。同じく名古屋から移籍のMF磯村亮太(26)も豊富な運動量から正確なパスを出した。

 順位は最下位のままだが、反攻の手ごたえはしっかりとつかんだ。