大宮アルディージャに新加入したブラジル人FWマルセロ・トスカーノ(32)が浦和へのリベンジを誓った。韓国・済州在籍時は、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で浦和と2度戦っており、1得点を挙げている。5日のさいたまダービー・浦和戦(埼玉スタジアム)を前に「済州で1勝して、ある程度いいイメージは持っているし特長はつかんでいる。埼玉で敗れて、残念ながら、最後は乱闘になる悪い終わり方になって悔しい思いをした。今度は日本の大宮アルディージャで、もう一度レッズに勝ちたいという思いは強い」と話した。

 浦和は指揮官が交代し、大宮戦が初陣になる。「監督が変わるのは、どの国のどのチームでも、今まで出ていない選手にもチャンスが来るし、モチベーションが高くなる。そこは負けずに、彼らより高いモチベーションでやれれば」。前半戦のさいたまダービーは大宮が1-0で競り勝った。これまでのリーグ戦で、大宮が浦和にシーズンで2勝したことはない。マルセロは日本でのデビュー戦となった前節神戸戦で1得点挙げており、“新浦和キラー”の期待もかかる。「浦和でもゴールを決めたら最高ですが、まずチームが勝つこと。大宮の歴史の一員になれれば」と話した。