川崎フロンターレのDF谷口彰悟(26)が、9日のアウェーのアルビレックス新潟戦で今季5点目を狙う。

 5日のホームでのFC東京戦では試合終了間際にセットプレーから同点弾を決め、ロスタイムにはFC東京のFW永井謙佑のカウンターを阻止。試合後は軽い熱中症を起こし“満身創痍(そうい)”でチームに勝ち点1をもたらした谷口は「試合の日の夜にはご飯も少しは食べられた。ホームで連敗だけは避けたかったので、何とか追いついて勝ち点1を拾ったかなと思います」と振り返った。

 今季はセットプレーからの得点が多く、現在、自身のシーズン最多の4得点を決めている。堅守の相手にはセットプレーでの得点がカギになることは分かっている。「毎試合、セットプレーに対する準備として、チームで作戦を立てたり、個人的にもここは行ける、というポイントも分かってきた。点を取ることで自信がついて、また点が取れるといういい流れになっている」と話す。

 点を取るほど、相手のマークも厳しくなるが「相手も研究してくる中で、もう一つ勝負したい。今季は5得点を目標にしていた。ますはそこをクリアしたい」と意欲を見せた。

 チームは8日、神奈川・川崎市内で調整を行った。