昨季のルヴァン杯王者浦和レッズが南米のカップ戦コパ・スダメリカーナ王者、ブラジル1部のシャペコエンセを下し、初出場で日本勢6度目の王者に輝いた。

 前半42分、MF柏木陽介(29)がパスを受けた際にDFとぶつかり、敵陣中央でFKを獲得。

 柏木の左足からのクロスにFWズラタン(33)が頭で合わせるも、GK正面に飛び難なく止められる。両チームともに無得点のまま、前半を折り返す。

 後半14分、シャペコエンセのFWアルトゥールカイケ(25)がゴール左から力強いシュートを蹴りこむも、浦和GK榎本哲也(34)の好守で1度はじかれる。こぼれ球をさらに前進して蹴った2度目のシュートはゴール右に外した。

 同19分には元東京ヴェルディのDFアポジ(30)の右クロスにFWトゥーリオデメロ(25)がヘディングするも、枠を捉えられず、双方とも決定機を逃す展開が続く。

 勝負は後半43分。ズラタンがDFに倒され、PKを獲得。シャコペエンセの猛抗議に一時スタジアムはブーイングの嵐に。PKはMF阿部勇樹(35)が右足でゴール右隅へ決めた。

 これが決勝点となり、浦和が1-0でシャペコエンセを下した。