横浜F・マリノスは0-0でヴィッセル神戸と引き分け、13戦連続負けなしとした。後半は相手をシュート1本に抑えるなど攻勢に出たが、1点が遠かった。

 後半34分には、右サイドからのクロスに、途中出場のFW富樫敬真がゴール前で抜け出す決定機が訪れたが、足に当てるのが精いっぱい。シュートは枠外へと飛んだ。

 それでも前節サガン鳥栖戦までの3戦連続完封勝利に続く、4戦連続無失点を達成した。元ドイツ代表の神戸FWルーカス・ポドルスキを公式記録上、シュート0本に抑えるなど、見せ場をつくらせなかった。

 中盤で激しくマークしたMF喜田拓也(22)は「タイトにつくことで(ポドルスキに)ボールを入れさせないように心がけた。同じ土俵に立ったら、戦うぞというところを見せないといけないと思っていた」と振り返り、世界的ストライカーのイライラを募らせることに成功した。

 DF中沢は「1発のある選手に警戒しながら、マリノスの良さを出そうと戦った。悪いゲームではなかったけど、勝ち点1ではなく、優勝を目指すためにも、勝ち点3を積み上げていきたい」と、次戦を見据えていた。