降格圏脱出を狙った16位の大宮アルディージャと17位のサンフレッチェ広島の対決は、1-1の引き分けに終わった。

 広島は後半8分、今夏にガンバ大阪から加入した2人の連係プレーで先制した。右サイドバックのDF丹羽大輝(31)のクロスをFWパトリック(29)が頭で合わせた。直後の後半15分に失点し、今季初の連勝は逃したが、アウェーで何とか勝ち点1を手にした。

 丹羽は「今週はずっとクロスの練習を居残りでやってきた。練習は嘘をつかない。効果が表れて良かった」と手ごたえを口にした。ガンバ大阪でともにプレーしたFWパトリックとのコンビに「自分が持ったとき、動きだしてくれる。クロスに限らず、パト(パトリック)のいいところを使っていければ」。ただ、勝ち点3を手にできなかったことを悔しがり「勝ち点3を取れる内容の試合だった。ぶれずに続けていきたい。この勝ち点1が大きな1につながることを信じたい」と話した。