横浜F・マリノスのMF斎藤学(27)が、節目のJ1通算200試合目で、今季初ゴールを狙う。

 次節ホームの柏レイソル戦(16日)に向けて15日、横浜市内で約1時間30分、最終調整。紅白戦形式の練習では主力組でプレーし、軽快な動きを披露した。

 敗れた前節川崎フロンターレ戦で、J1通算199試合目の出場を果たした。先発での出場が予想される節目の200試合目について「試合数でいえば(J1通算562試合出場のDF中沢)佑二さんがいるし、そんなに気にしてはいない。でも、みんながみんな到達できるわけではないので、ここまで来ることができたことに感謝しないといけない。サポーターや育成のコーチ、家族とか、みんながあっての200試合。自分よりも、周りの人が喜んでくれれば」と話した。続けて「200試合目で点を取れればいいけどね」と、今季初ゴールへの意欲ものぞかせた。

 4月の柏との前回対戦では、アウェーで0-2で敗れた。自身も対面した柏DF小池に完全に封じ込められた形となり、見せ場をつくることができなかった。ただ、前回対戦時はひざ痛を抱えていたが、今回は万全の状態。「しっかりとした体で戦えるのは楽しみ。アウェーでやられた借りは返したい」と、雪辱にかける思いを明かした。

 現在、横浜は5位で、3位の柏とは勝ち点2差。勝てば順位が入れ替わるが、負ければ首位鹿島アントラーズとは、勝ち点が最大11差に広がる可能性がある。そうなれば事実上、優勝争いから脱落することになるだけに「ここからは全部の試合が決勝戦。オレらは、残り全部勝っても優勝できるかどうか分からないんだから。全部勝って上がっていきたい」と力説。節目の試合で、主将として勝利に導くことを誓っていた。