ホームのヴィッセル神戸は、川崎フロンターレと勝ち点1を分け合って10位に浮上した。

 神戸はコンパクトな陣形を保ちながら、前線からプレッシャーをかけ続けた。シュート数は川崎Fの7本を上回る10本を放ったが、ゴールは遠く、引き分けに終わった。

 後半18分に放ったシュートが右ポストにはじき返されたFW渡辺千真(31)は「あのシュートを決めないと勝てない」と唇をかんだ。だが、7月に0-5で敗れた相手に互角の戦いを見せ「前から(プレッシャーをかけに)行こうと話していた。90分通して粘り強くなったし、これを続けていけばいい戦いができる」と手応えを口にした。