大宮アルディージャはホームで清水エスパルスとスコアレスドローに終わり、6戦勝ちなしとなった。

 前半5分には、DF奥井諒(27)の右クロスにFWマルセロ・トスカーノが頭を合わせて狙ったが、枠の外だった。後半20分には、ゴール前でこぼれ球を拾ったFW大前元紀(27)がミドルシュートを放ったが、クロスバーの上。古巣を相手に、決めきることができなかった。

 FWマテウス(23)が出場停止という影響もあり、チャンスで決定力を欠いた。

 伊藤彰監督(45)は「重みのあるゲームで、アグレッシブに入ることができたが、得点を取れなかった。フィニッシュの詰めの甘さがあった」と振り返った。

 順位はJ2降格圏の17位のまま。残り6戦に向けて「結果をしっかり受け止めて、数字上は(残留の可能性が)残っているので、諦めずに上を向いて、次に勝ち点3を取るという意気込みを持ってやっていく」と話した。