ベガルタ仙台MF奥埜博亮(28)が同点弾を決め、クラブの8季連続J1残留に貢献した。

 降格圏の16位サンフレッチェ広島が敗れたため、引き分けで残留が決まった。

 CKから先制を許した3分後の前半22分だった。DF蜂須賀が左サイドの敵陣深くからグラウンダーのクロスを入れた。FW石原がペナルティーエリア内で受けるとMF三田、野津田へとつなぎ、最後は奥埜がペナルティーエリア手前から右足で決めた。

 「(味方が)ボールを動かしながら相手を押し込んで、引いて守らせた結果、前にスペースができた」と鮮やかなミドル弾を振り返った。

 後半は主導権を握られる時間もあったが、ドローに持ち込んだ。残留の立役者は、追加点を奪えなかったことを悔やみつつ「残留できたことはすごい良かった」と語った。