川崎フロンターレが17日、神奈川・川崎市内で18日のホームでのガンバ大阪戦に向け調整を行った。

 日本代表の欧州遠征から戻ったDF車屋紳太郎(25)は先発が濃厚で、敗れれば鹿島アントラーズの優勝が決定する一戦を前に「絶対負けてはいけない。ホームの試合はあと2戦。サポーターにしっかり、戦う部分やこれまで積み上げてきたサッカーを見せられれば」と誓った。

 3日のルヴァン杯決勝ではセレッソ大阪に敗れ、初タイトルを逃した。「相手の守備を上回る攻撃力がなかった。もっと自分たちの実力を磨いて、圧倒するのが一番タイトルに近づく。技術、メンタルをすべて磨いていかないと」と振り返る。日本代表の欧州遠征では出場機会がなかったが、ブラジル、ベルギーと世界トップレベルの技術とスピードを体感し、十分な刺激を受けて戻ってきた。過密日程にも「もうじっくり寝られたので時差ぼけは心配ない」とキッパリ。「まだ、リーグでの(優勝の)可能性は残されている」と、最後までタイトル争いに食らいつく覚悟だ。