ジュビロ磐田の名波浩監督が28日、45回目の誕生日を迎えた。磐田大久保グラウンドで約2時間の練習後に、報道陣から大好きな炭酸飲料の誕生日プレゼントを贈られた。「40歳も45歳も変わらない。あっという間だね。ありがとう!」と笑みを浮かべ、記念撮影に応じた。

 12月2日には、45歳初戦となる最終節ホーム鹿島アントラーズ戦(午後2時、ヤマハ)を迎える。29日に行われる川崎F-浦和戦の結果次第では、鹿島のリーグ連覇が懸かった注目の一戦となる。さらに、敵将の大岩剛監督(45)とは清水商(現清水桜が丘)時代の同級生で、現役時代にも磐田でプレーを共にした戦友。お互いに指揮官となって迎える初対決でもあり「鹿島にシーズンダブル(年間2勝)できるチャンスはそうない。目標としているクラブでもあるし、一番負けたくない相手」と、語気を強めた。

 前節アウェー鳥栖戦は2-0で快勝。14年9月の監督就任後、J通算50勝を達成した。名波監督は「今季トップ3に入る内容だった」と手応えを強調。その上で「鹿島戦は積極的なサッカーをして、締めくくりにふさわしいゲームにしたい」。相手に不足はない。勝って、最高の形で1年を締めくくる。【前田和哉】