J1横浜F・マリノスは22日、横浜市内で23日の天皇杯準決勝、柏レイソル戦に向けて調整した。

 ゲーム形式の練習のほか、最後には一発勝負の試合に備えてPK練習も行った。居残りでFK練習も行ったMF天野純は「うちは控えにもいいメンバーがそろっているし、100%の力でいきたいと思っています」と意気込んだ。負ければ今季限りで退任するエリク・モンバエルツ監督との最後の試合となる。「監督のためにも最高の形で送り出したいと思っている」と感謝の思いもぶつけるつもりだ。

 目標とするACL出場権獲得のためには、天皇杯を制するしか道は残されていない。DF中沢は「勝たなきゃいけないんでね。レイソルにはなかなか勝てていない。先に点をとられないように頑張って、前半を無失点で折り返したい」と話した。

 また、モンバエルツ監督は柏戦のポイントについて「攻守においてしっかりとバランスをとること。我々も十分力のあるチームだと思っている。非常に細かい部分で勝敗が分かれるんじゃないかと思います」と分析。19日には来季監督としてアンジェ・ポステコグルー氏が就任することをクラブが発表した現状については「だからといって何も変わらない。クラブは来シーズンへ向けた準備をしていますが、私たちとしては、目の前の試合でベストを尽くすことが大事だと思っています」と話した。