ベガルタ仙台MF茂木駿佑(21)が筆頭プレースキッカーに名乗りを上げた。12日、仙台市泉サッカー場でチーム練習に参加した茂木はランニング中心のメニューをこなし汗を流した。主力キッカーだったMF三田啓貴(27)がヴィッセル神戸へ移籍したことから、精度の高い両足からのキックに期待が高まっている。

 茂木は「ゴールだったりアシストだったり最後のところで絡めるように意識したい。プレースキックは自分の良さなので継続してアピールしていきたい」と意欲を見せた。昨年11月18日のホーム大宮アルディージャ戦で三田からフリーキックを任されたが不発に終わっており「キャンプからぶれずに蹴り続けたい」とこだわりは強い。

 この日、開幕カードが発表され、2月25日にホームで柏レイソルと対戦することが決まった。茂木は柏の下部組織出身でもあり、古巣クラブとの開幕戦への思いも強い。まずはスタメン入りを果たし、FKでリーグ戦初ゴールを決め、成長した姿を披露したい。