ガンバ大阪に加入2年目のDF三浦弦太(22)が名古屋グランパスとの開幕戦を翌日に控えた23日、大阪・吹田市内で相手の強力助っ人を警戒した。

 この日は非公開で最終調整。今季からゲーム主将を任されることになり「しっかり開幕から快勝できたら」と白星を誓った。

 相手には元ブラジル代表FWジョーがいる。W杯イヤーの今年、ロシア行きも狙うセンターバックは「ブラジルで活躍していた選手。しっかり抑えたい」。同じくW杯メンバー入りを目指すGK東口は、映像を見て相手ストライカーを分析。「体を張ってシュートしてくる。危険な選手なのは間違いない」と引き締めた。

 レビークルピ新監督が就任して初めての公式戦。ここまで主力組の練習試合は3分け1敗と未勝利のまま開幕戦を迎える。だが、今週の練習では未勝利という危機感が選手の意識を高め、話し合いの回数も増えた。東口は「開幕が近づいてきて、仕上げないといけないという雰囲気になった。いい緊張感が出た」。三浦も「ちょっとずつ良くなっている。攻撃も守備も修正していくために話し合った」。急ピッチで仕上げてきたクルピガンバが、開幕戦勝利をつかみにいく。