J2モンテディオ山形が24日、千葉県内で非公開練習を行い、今日25日の水戸ホーリーホックとのリーグ開幕戦(Ksスタ)で2年連続の勝利を狙う。加入2年目コンビのMF中村駿(24)とDF茂木力也(21)が並々ならぬ決意を見せた。今季は中盤底にアンカー(守備的MF)を置いたシステム4-3-3を使用。左サイドハーフで先発濃厚の中村駿は「チームとして構築することはできた。あとはピッチで表現するだけ」と自信を見せた。

 守備の柱になる予定だった新加入のDFジャイロ・ロドリゲス(25)が右股関節を脱臼して戦線離脱したが、アンカーで出場予定の茂木は不安を打ち消した。「誰が出ても守れる。自分がうまく関わりながらやりたい」。むしろ木山体制2年目の進化を強調し「プレスをかけたり、後ろからつなぐことも去年よりも上がっている。高い位置でボールを奪って、ゴールもできている」と胸を張る。

 山形は雪で敵地開幕からスタートし、昨年は1勝2分けでホーム開幕に突入。今年も3月17日のホーム開幕町田戦まで3節を消化する。茂木は「開幕戦はどのチームも硬くなる。耐える時間もあるけど、主導権を握る試合ができれば」と意気込んだ。