アジア王者が開幕2戦未勝利スタートとなった。昨年のACLを制した浦和レッズが、サンフレッチェ広島に1-2と逆転負け。司令塔MF柏木陽介主将(30)が足のケガで欠場し、代役のMF青木拓矢(28)が15年11月以来となるリーグ戦ゴールで先制したが、後半にひっくり返された。開幕2戦未勝利は08年以来10年ぶり。オジェック監督(当時)の解任劇があったシーズンと重なる船出となった。

<浦和の屈辱記録メモ>

 ▼開幕2戦未勝利 08年以来、チーム10年ぶり8度目。08年は開幕2連敗でオジェック監督が解任され、その後を引き継いだエンゲルス監督の下、第3節から10戦不敗(8勝2分け)と一時は首位に浮上するも最終的には7位。

 ▼逆転負け 先制試合で逆転負けは、15年7月25日の第2ステージ第4節のアウェー名古屋戦(1-2)以来、45試合ぶり。その間の先制試合は44試合36勝8分け。今回のようにホームでの逆転負けは、その1試合前の15年7月19日の第2ステージ3節広島戦(1-2)以来。15年に2試合連続で逆転負けしたが、16、17年の2年間はJ1で唯一、先制試合で負けていなかった。