今季初の静岡ダービーで、清水エスパルスがジュビロ磐田に競り勝った。

 今季初勝利を挙げた3日のリーグ戦アウェー神戸戦(4-2)から先発メンバー11人を総入れ替えしたが、清水の勢いは止まらなかった。後半3分、MF楠神順平(30)のFKにFW鄭大世(34)が頭を合わせてゴール右隅に決め、先制した。

 リーグ戦では先発を外れている鄭大世だが「みんなのモチベーションが高くて、それが結果に結びついてよかった」と振り返った。守備では、相次ぐケガに悩まされていたGK西部洋平(37)が約2年ぶりに公式戦に復帰。後半29分には、磐田MF松浦のシュートを横飛びでセーブするなど、安定したパフォーマンスを見せた。静岡ダービーは、13年10月27日のリーグ戦(1-0)以来、約4年半ぶりの勝利。プロ20年目のベテランは「ダービーにかける思いは強いものがあった。まだスタートラインに立っただけなので、これから頑張ります」と明るく話した。