日本サッカー協会(JFA)は8日、都内で9日から決勝ラウンドが開催される第23回全日本フットサル選手権大会の優勝トロフィー返還式を行った。

 式には同協会フットサル委員長を務める北沢豪氏と、前回王者シュライカー大阪の比嘉リカルド監督が出席した。北沢氏は「フットサルは交代も自由で、その中で戦力を落とさないメンバーをそろえることも必要になってくる。より監督の戦略も出ると思うし、そういったところが見どころだと思う」と話した。

 2日から行われた1次ラウンドでは、日本フットサルリーグ(Fリーグ)のチームや全国9地域の代表チームなどがしのぎを削り、勝ち抜いた8チームが東京・駒沢体育館で行われる決勝ラウンドに進出。シーズン最後の大会で日本一を争う。

 比嘉監督は「3日間かけて戦うので、フィジカル勝負になってくる。全力をぶつけて、このトロフィーを大阪に持って帰れるように頑張りたい」と意気込んだ。現役時代には名古屋オーシャンズなどでプレーし、フットサル日本代表として2度のW杯にも出場。自身もプレー経験のある駒沢体育館については「ここにまた戻ってこれてうれしい。負けるイメージがない。僕にとってすごくいい場所」と笑顔もみせた。

 決勝ラウンドは9日からトーナメント方式で行い、決勝戦は11日に行われる。