サガン鳥栖が、横浜F・マリノスの2度のミスから効果的に2得点を決め、今季リーグ戦初勝利を挙げた。

 前半12分、横浜DF中沢佑二(40)が、GKのキックをヘッドではね返したボールを受けたMF天野純(26)が、自陣に返したバックパスを、ゴール前の鳥栖FW趙東建(31)がさらい、GKとの1対1を落ち着いて左足で決めた。

 後半11分には、鳥栖が右サイドからスローインしたボールを、MF原川力がヒールでペナルティーエリア内に通したボールが、横浜MF天野の手に当たり審判の判定はハンド。獲得したPKを、FWビクトル・イバルボ(27)が右足で決めた。

 横浜は後半開始からMF中町公祐に替えてMFダビド・バブンスキー、同18分には遠藤に替えてFW伊藤翔、ユン・イルロクに替えてイッペイ・シノズカと、攻撃のカードを相次いで投入。後半27分には右サイド突破を突破したシノヅカのパスを受けたFW遠藤渓太がシュートも、ボールは右ポストを直撃して枠の外に出て、あと1歩でゴールを割ることが出来なかった。

 そして後半42分、DF松原健が中央から上げた浮き球パスに反応したFWウーゴ・ヴィエイラ(29)が、DFの背後で受け、右足でゴールに突き刺し、1点差に詰め寄ったが及ばなかった。横浜は3戦目で迎えたホーム開幕戦も勝てず、18年リーグ戦初白星はお預けとなった。