名古屋グランパスの元ブラジル代表FWジョー(30)は、湘南ベルマーレ戦でシュート2本を放ったが、3日のジュビロ磐田戦に続き、2戦連続でノーゴールに終わった。

 試合後、取材に応じたジョーは「試合の流れは、そんなに悪くないし、点を取るチャンスも何回かあって、残念ながら決めることが出来なかった。アウェーで勝ち点1を手にしたのは大きいと思う」と語った。

 風間八宏監督(56)が試合後の会見で「少し疲れている」と評したと伝え聞くと「何回か言っているが、体調が100%ではない。連戦の中で出続ければ、コンディションは良くなると思うし、100%に近くなると思う」と、完調にはもう少し時間がかかることを示唆した。

 この日は、ボールがなかなか入ってこず、前線に漂っていることも多かった。「まだ開幕から3試合目ですし、チームメートが僕の動きで、たくさんの分からない部分が出てくるのは当然だと思う。そこを練習に生かして、自分がどういう動きをするか、試合中にどういうランニングをするかをみんなに伝えることが出来れば、試合にももっとつながると思う」と、自分の動きを練習から周囲に伝えていく考えを口にした。

 その中、MF青木亮太(22)との連係には手応えを感じている様子で「青木とのコンビが1個出て、惜しいシーンだったのですが…。いろいろな動きを作ってみないと、試合の流れはどうなるか分からない」と語った。

 マッチアップした湘南のブラジル人DFアンドレ・バイア(34)とは、対戦経験もあったという。「ブラジルから知っているし、何回か対戦している素晴らしい選手。Jリーグは強いチームがたくさんあるリーグ。少しでもなじむことが出来たら、もっと試合の流れが良くなる」とJリーグでの新たな戦いを前向きに捉えていた。【村上幸将】