決勝でディアブロッサ高田FC U-12(奈良)が1-0でSSクリエイト(大阪)を破り、関西大会3連覇を飾った。決勝を戦った2チームは、全国の強豪16チームによる「JA全農杯 チビリンピック」(5月、日産スタジアム)の出場権を手に入れた。

 ディアブロッサ高田は、初日の予選AグループでSSクリエイトに2-3と敗れ、グループ2位で決勝トーナメントに進んだ。

 準々決勝の西宮サッカースクール戦は、3ピリオド終了の笛が鳴る10秒前にDF高岡達矢の劇的ゴールで1-0と勝利。奈良県代表同士の対戦となった準決勝のYF NARATESORO(奈良テソロ)戦も2-1と辛勝し、決勝に駒を進めた。

 その決勝は、予選で唯一勝ち点を与えたSSクリエイトが相手。1ピリオド7分に中盤からのパスを受けた岩本悠庵(ゆあん)主将がゴールを決め、決勝点となった。岩本は「昨日のリーグ戦は、プレーに落ち着きがなく負けた。決勝でクリエイトと戦えたら、絶対勝つ、とみんなと話していたので勝てて良かった。決勝ゴールは、いいパスをもらえた」と主将としてチームを優勝へと導いた。

 乾良祐コーチは「SSクリエイトさんには1回負けていてリベンジができた。決勝は、自分たちの特徴であるドリブルが出せた」と話した。全国大会に向けて「昨年は1勝も出来なかったので、今年はまず予選を突破したい」。全員攻撃、全員守備の高田が、全国の強豪と対戦するのが楽しみだ。